今宵は百万年に一度太陽が沈んで夜が訪れる日
終わりの来ないような戦いも今宵は休戦して祝杯をあげる。

と言うことで、今から103年前の戦場の奇跡

『クリスマス休戦』のお話です。

クリスマス休戦とは、第1次世界大戦の戦場で敵対していたドイツ軍とイギリス軍の兵士たちが、クリスマスの休日の前後に、数日間だけ休戦した出来事だ。
第1次世界大戦は、1914年7月に始まった。その年のクリスマス、数カ月にわたる戦闘を経て、戦いに疲れていた兵士たちは、双方の合意のもとで武器を置き、「中間地帯」を越えて、敵の兵士たちとプレゼントとして物資を交換したり、サッカーの親善試合をしたりしたのだ。

兵士たちはそうした場面を、故郷へ宛てた手紙に綴った。それらの手紙は現在、「1914年のクリスマス休戦」というサイトで公開されている。たとえばこんな手紙が紹介されている。

【これ以上ないほど風変わりなクリスマスを過ごしました。塹壕の外の世界にいたのなら、きっとこんなクリスマスは過ごせなかっただろうと思っています。クリスマスイブはずっと、いつもどおりの銃撃戦が、夜のあいだも相変わらず続いていました。ところが、明るくなり始めてすぐに、双方の銃撃が少しずつおさまっていき、日の出までにはすっかりやんでしまったのです。

そのまったくの沈黙は、とても奇妙なものでした。「この双方による合意が、全面的な休戦に変わるのではないか」と考えずにはいられませんでした。そして、本当にそうなったのです。宙を飛び交う銃弾がなくなったことに勇気づけられて、ど

この休戦はクリスマスのあいだ終日保たれ、一部では新年まで続いたところもある。灯りの吊り下げられた小さなクリスマスツリーの列が塹壕を縁どり、放置されていた遺体は共同で埋葬された。兵士たちは、当時のローマ教皇ベネディクトゥス15世が数週間前に呼びかけたクリスマス休戦を実現させたのだ。

クリスマス休戦は、1915年以降は軍司令部によって禁じられ、第1次世界大戦は、クリスマス休戦のあとも4年にわたって続いた。死者は1000万人以上とされ、さらに数千万人が負傷したり行方不明になったりしたとされている。
それでも、戦争と社会不安の絶えない現代においても、100年前のクリスマス休戦は希望の光を放ち、人類の持つ可能性を思い出させてくれる。人間には「聖なる瞬間」に、互いの違いを受け入れ、武器を置き、手を携えられる力がある。その瞬間を永遠のものにすることも、きっとできるはずだ。

ちらの側でも、すぐに兵士たちがぴょこっと頭を出しはじめ……】

この休戦はクリスマスのあいだ終日保たれ、一部では新年まで続いたところもある。灯りの吊り下げられた小さなクリスマスツリーの列が塹壕を縁どり、放置されていた遺体は共同で埋葬された。兵士たちは、当時のローマ教皇ベネディクトゥス15世が数週間前に呼びかけたクリスマス休戦を実現させたのだ。

クリスマス休戦は、1915年以降は軍司令部によって禁じられ、第1次世界大戦は、クリスマス休戦のあとも4年にわたって続いた。死者は1000万人以上とされ、さらに数千万人が負傷したり行方不明になったりしたとされている。

それでも、戦争と社会不安の絶えない現代においても、100年前のクリスマス休戦は希望の光を放ち、人類の持つ可能性を思い出させてくれる。